このグループは、月に1回程度、ほぼ毎月開催されている研修会で、トレーナーのSusan Ganttは、SCTRI(Systems-Centered Training & Research Institute)のChair、創始者のYvonne M. Agazarianのいわゆる後継者にあたります。Drop-Inというのは、誰でも、1回だけでも参加できる、という意味ですから、みなさんも、英語でも大丈夫、という方は一度参加してみると面白いと思います。
Introduction コースですから、SCTの基礎的なことを学び、SCTの中核的な手法である機能的サブグループを使ったグループを実際に体験し、これからSCTを使って自己理解や他者理解、あるいは自身の仕事に使うことを考えている人向けですが、初心に返って学びたい人や、すでにSCTを取り入れている人たちも参加していました。
参加者は私も含めて8人、自己紹介をしあったわけではないので推測ですが、SCTは初めて、もしくはまだそれほど経験がない人と、結構、経験している人と、半々ぐらいという印象でした。SCTはアメリカ、イギリスだけでなく、スウェーデンやオランダにも活発に活動している人が沢山いますが、私も含め、そういう英語ネイティブではない国の参加者が半分以上だったようで、英語を話すことにそれほど気後れすることなく参加できました。
内容は約30分、Suzanがパワーポントを使ってレクチャーをし、30分休憩したあとは90分ずっと機能的サブグループを使った話し合いをZoomでやって、最後30分で振り返りをする、というかなりタフな体験でした。
「自分はちゃんと話せてないんじゃないか。グループについて行けてないんじゃないか」という不安の語りが頻繁に出てきたり、Zoomのおかげで家に居ながら世界中と繋がれる喜びが語られたり、私もそういったサブグループにつながりながら、人の気持ちは国や性別、年齢が違っても共通するのだな、という、在り来たりといえば、在り来たりなことをあらためて思い、グループで共に心の世界を探求していくことの意義を感じたセミナー体験でした。
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